X JAPANとの出会い②初めてのアルバム
WOWOW生中継ではありましたが、破壊の夜でX JAPANとの壮絶な出会いを経験した私。
ですが、しばらくはXのファンではありませんでした。
途中何度か見返して、『RUSTY NAIL』は良い曲だな〜なんて思ったりしていましたが、結局一番聴いてみたかった『Forever Love』は流れないし尻切れで終わるし、何やこれ。そんな印象でした。
ただ、見返していくうちにある変化が起きました。
『紅』を好きになっていたのです。
特にギターソロが気に入りました。今でも紅で一番好きな箇所はギターソロ全般です。
そうしたら後は早かった。WEEK ENDやSilent Jealously など名曲にも一気にハマりました。
またYouTubeでラストライブなどの動画を見ることも増えて、Xのライブって凄い!Xの曲をもっと聴きたい!!
そう思い始めました。
そうなると、やはりアルバムが欲しくなる。でもどのアルバムから聴いて行こうかと思ったら、店頭で目に入ったのが『X Singles』でした。X時代のシングルカット曲を集めたベスト盤です。『紅』や『Endless Rain 』『WEEK END 』など好きになり始めた曲が網羅されていました。
これは買いだろう。そう思ってなけなしの小遣いを叩いて購入しました。当時音源版をロクに聴いていなかったので、初めの頃はTOSHIの声のガラガラっぷりに驚きました。Forever Loveや破壊の夜のイメージがどうしても先行して、初期Xのガラガラ声が最初の頃は苦手でした。ただ、紅を20回くらい聴いていると、「この曲、この時期のXにはこのガラガラ声、荒々しさが必要だったんだ」と思うようになってしまうのだから凄い。私が毒されたのか、それとも楽曲の本当の魅力を理解する事ができたのか。多分両方ですかね。
『JOKER』、『Sadistic Desire』、『Say Anything 』など破壊の夜で聴けなかった初期の名曲も大好きになりました。
このsinglesで初期Xの耐性がついた事で、翌年の2009年に聴いたあの名盤に人生を変えられる事となるのでした……
続きます。