中嶋雑記帳

同人誌サークル中嶋商事主宰、中嶋條治のブログです。

小山田いく先生が私に与えた影響

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私には高校時代に書いていて、一昨年装いを新たに書き直している『私立日野出(ひのいずる)学園』と言う作品がある。

今まで見てきた映画やアニメ、小説から影響を受けてきた作品で、黒澤明ゴジラ、XJAPANなどのネタも入っていたりする。

 

主人公は「大杉正義」と言う教師なのだが、今になって『すくらっぷ・ブック』の正木先生のフルネームが正木義明だったのに気付いた。

 

大杉と言うのは、無政府主義者大杉栄から取っていた。私のような無学無思想の輩も、高校1年の時は上っ面ではあるが左派にかぶれていたのである。
だが「正義(まさよし)」にした理由は分からない。適当だった。

 

CLAMPの『CLAMP学園探偵団』が日野出学園の元ネタなのだが、そこと『ツバサ』に出てきた「斉藤正義」の顔が何故か頭にあり、そこから拝借したのだと思う。

大杉のモデルは複数人いる。高校一年の6月に初めて文芸同好会の会誌に書いたのだが、最初のうちは京極夏彦京極堂みたいならキャラにしていた。

しかし、兼部していた高校の演劇部顧問のキャラや、大学説明会で出会った映画監督の成田裕介氏などの影響で、大杉正義のキャラは変わって行く。生徒思いの破戒教師として確立されていくのである。
ただ、根底にあったのは『すくらっぷ・ブック』の正木先生だったのかもしれない。

 

実際、無意識のうちに正木義明の名前の文字が大杉の名前に入り込んでいる。そんなつもりは無かったのに、である。

ちなみに、新たに書き始めた『私立日野出学園』の第1話『突入せよ!美術準備室事件』は、すくらっぷ・ブック第1話とCLAMP学園探偵団の『暗くなるまで待って』を元ネタにしている。

 

だから私の小説書きとしての原点には、常にCLAMP黒澤明ゴジラと並んで小山田いく先生が居たのである。

改めてしかのこうへいさんに小山田いく同窓会誌にお誘い頂けた事に感謝したい。

 

 

その『私立日野出学園シリーズ』は小説家になろう等で書いているので、もし興味が出た方がいらしたら、下記URLから第1話に飛べるので、是非お読みいただけると幸いである。

https://ncode.syosetu.com/n2934hi/1/