中嶋雑記帳

同人誌サークル中嶋商事主宰、中嶋條治のブログです。

水曜どうでしょう、迷走す。

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こんなタイトルですが、僕は一生どうでしょうします。新作のネタバレもしませんのでご安心を。

 

こんにちは、中嶋です。

2015年の秋頃、東京mxで放送されていた水曜どうでしょうアメリカ大陸特集で、アラスカ、アメリカ、ユーコン川の企画を立て続けに見て「どうでしょう沼」にどっぷりハマった“御新規ファン”な私ですが、今月は凄かったですね。

2013年以来、北海道民のみならず全国のファンが待ち望んだ水曜どうでしょうの新作が12月25日に北海道で放送決定になりましたが、それを機に、10月4日から3日間、札幌ばんけいスキー場で2013年の水曜どうでしょう祭から6年ぶりとなる(この時点でレギュラー放送の期間と並んでいる)どうでしょう祭が開催されました。

最終日には全国の映画館でライブビューイングが行われて、ローカル番組でありながら人気は完全に全国区と言う…本当のバケモノ番組です。

 

私は仕事の予定がありチケットを買いませんでしたが、何と急遽休みになりまして、『JOKER』を丸の内で観た後慌てて劇場を探しました。

しかし、大人気の『どうでしょう』。チケットは軒並みソールドアウトです。

結局MOVIXつくばならチケットが余っているとわかったので、つくばエクスプレスで慌てて研究学園駅まで向かいました。

そうしてまで観たかったのは何故か。

やはり新作を見たいから。しかも2話分が先行公開されると言うのが一番の魅力だったからです。

 

水曜どうでしょう』は、北海道テレビと言うローカル局の深夜番組です。

芸能事務所クリエイティブオフィスQUEの代表取締役として北海道で活躍していた鈴井貴之氏(愛称はミスター)が企画・出演し、所属タレントであり劇団TEAM NACSに所属していた俳優、大泉洋氏を起用した旅番組で、ディレクターの藤村忠寿氏、カメラディレクターの嬉野雅道氏、この四名が無謀な旅をして、その苦しむ様を楽しむ番組です(最初期は微妙に違っていたようです)。

実はこの番組は短期間で終わるはずでした。

しかし、サイコロの旅だとか湯治ならぬ闘痔(北海道の温泉地に車で向かい、痔と闘う大泉洋を救おうと言う企画。尚、運転は大泉洋である)の旅だとか、下らないけど面白い企画を連発し、いつのまにかハガキが増え、遂に最高視聴率が18%を超えた伝説の番組です。2002年のカブでベトナム縦断企画をもって一応の最終回を迎えましたが、その後再放送や再編集版、DVDなどで徐々に人気が広がり、今ではイベントを全国の映画館でライブビューイングするまでに成長しました。俄かファンの私で感動してる訳ですから、1996年から追いかけているファンの先輩方の感激は想像に難くありません。

 

そんな北海道が全国に誇る番組ですが、実はネット上で囁かれている事があります。

 

水曜どうでしょうは、だんだんつまらなくなってきている」

 

と言うのです。

 

正直、私はその意見に賛成です。西表島の企画は大好きですが、少なくとも2013年の『はじめてのアフリカ』は、ファンの贔屓目を以ってしても微妙でした。

長いのです。

おっさん4人と数人の同行スタッフが、おじいちゃんガイドに連れられてアフリカ観光に来ました…と言うだけのものです。それを延々13週もかけてやってしまい、ファンから総スカンを食らってしまった、水曜どうでしょう「最新の黒歴史」です。

その黒歴史をみんな知っているからこそ、今回の新作には注目が集まりました。

果たして、あの忌まわしいアフリカから6年。どうでしょうはどうなったのか!?

 

結論と言うより、2話まで観た個人的感想としては、

 

「アフリカの方がマシかもしれない」

 

でした。

理由はネタバレになるから言いませんが、余りにも想像の下を行きすぎていた。

カメラ、固定し過ぎ。

動いたら動いたで全く安定してない。

喋りの内容がどーでも良い(ただ第2話は途中笑い転げました。あれは好き)。

などなどの理由です。他にもありますがネタバレになるので自粛します。

似たようなシチュエーションに、喜界島をリヤカーで一周する企画がありました。

あれは第1話がほぼ密室内で、固定カメラの前にミスター、大泉洋両名が座り話してるのが大部分でしたが、とても面白いものでした。

今回はそれすら無かった。

正直、大物YouTuberの動画の方が何倍も面白いです。

どうでしょう班、老いたり…」

一言で言うとコレに尽きるのか。

そもそも今のどうでしょう班の中で一番やる気があるのが大泉洋という時点でアウトです。あの番組はミスターの企画を藤村Dディレクションして、大泉洋がぼやきながら参加して、全員で酷い目にあう所に魅力があると思います。

 

ディレクター陣にやる気が無い。これじゃ面白い作品なんかできる訳ないんです。

 

でも私はファンなので、一応東京mxとかチバテレで放送が始まったら最後まで観るつもりでいます。多分来年の話になりますが。果たしてあの第2話からの3話目からどうなるのか。期待より不安しかありません。前半がつまらない作品で後半だけは面白いって作品は滅多にありませんので…

 

過去の名企画をたまに見てクスリと笑う。こう言う楽しみ方にシフトすべきなのかもしれませんが、冒頭で「一生どうでしょうします」と宣言したので、少なくとも今のどうでしょう班が『水曜どうでしょう』を本当に辞めるまで、私はこの4人の旅から目を離すことはありません。

(果たして関東地方の放送はいつからになるんだろう)

 

ではまた。