中嶋雑記帳

同人誌サークル中嶋商事主宰、中嶋條治のブログです。

競馬デビュー

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ちょっと前ですが、大井で公営賭博デビューしました。よりによって226の日に…

 

 

こんにちは、中嶋です。

去る2月26日、連日新型コロナウイルスの報道がある中、久しぶりの休日を有意義に過ごしたいと思った私は2つの選択を迫られていました。

まず226の烈士を偲んであの事件の映画を見る、なんて事はしないで、歌舞伎を観るか競馬に行くかを選ぶことにしたのです。

コロナウイルスの感染者は日に日に増えていきます。いつ競馬場や劇場に入れなくなるか分かりません。

なので今日はどちらかには行きたいと思っていて、結局大井に決めたのであります。

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今思うと、決して悪くない選択だったのではないかと思えるのです。何しろその数日後には安倍総理が全国の小中高等学校に休校要請を出したのですから。それにみんな右ならえをしてしまい、美術、博物館すらも休館となってしまったのです。

勿論公営賭博場も例外ではありませんでした。今入れる賭博場なんてぱちんこ屋ぐらいですが(ぱちんこは一応ギャンブルではありませんが…)煩いし金は飲み込むくせに規制が強く勝てないので私には行く意味がない。

 

結果、第8レースから12レースまでたっぷり遊べました。

ただ馬の成績もろくに分からず、馬券の買い方や表の見方もよくわかってなかったので、負けに行くような、大変危険な状態で参戦しました。

しかし根がチキンなので、大金をつぎ込む事は無かったのでそこが多分良かった。結局千円プラスの状態で帰ることが出来ました。

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☝︎生まれて初めて買った馬券がコレですよ。3連単の馬券なんて馬鹿みたいでしょ。「運試し」券と言うものが大井にありまして、こんなもので200円をドブに捨てたわけです。

この勝負は単勝の配当が少なく、マイナスになりました。

ただ波乱の第9レースでは大穴で負けを取り返し、(本命の5番が走行停止したんです。YouTubeでもこの日の第9レースはダメだと言う動画が多くアップされています。私は偶数オンリーの券を買っていたので単勝でしたが何とか回収出来ました)その後は博打をせずになるべく堅いやり方で券を買って行きました。

 

今はWINSすら休館しています。券は電話,ネットでも買えますが、やはり会場の雰囲気は楽しいものがある。目の前を走る競走馬の撮影も楽しかったので、コロナが沈静化したらまた大井に行きたいです。あとは江戸川か平和島競艇。最近YouTube競艇解説動画にハマってしまったのです。

 

いつか公営賭博で遊ぶ為にも、コロナウイルスには負けねーぞ!

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(因みにこの時私は単勝だけ当たってました。3連単が当たっていたら今頃豪遊出来てますね)

2019年映画ベスト10(キネマ旬報シアター編)

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キネマ旬報シアター様にはいつも感謝しています。

 

 

こんにちは、中嶋です。

2019年、令和最初の年もいよいよ暮れようとしていますが、皆様如何お過ごしでしょうか。

私は、写真館所属のカメラマンとして撮影したり、店舗業務や写真整理の毎日です。

 

そんな中、映画ファンでもある私は本業以外で頭を悩ます事がありまして、それが

 

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今年の映画ベスト10の選定なのです。

 

私が所属している東京映画友の会では、日本映画と洋画それぞれでベストを作ります。だから毎年洋画は洋画で、邦画は邦画で悩む事になる。

と言うのも、洋画は毎年何かしら佳作が公開されるのでベスト候補を挙げて行くのは苦労しません。ただ、好きな作品が多すぎてどれをベストに入れるか。それが滅茶苦茶悩むところなんですね。

 

邦画は違いまして、こちらはまずベスト候補を挙げて行くのが大変なのです。

理由は単純で、ベストに入れるに足ると思える映画が少ないからですね。(個人の感想です)

 

例えば今年公開の『工作 黒金星と呼ばれた男』なんて韓国映画の名作だと思いますが、実写邦画であの映画に匹敵する作品が一体どれだけあるのか?って話ですよ。

アニメは頑張っているのですが、もう実写の惨状は見るに堪えません。

 

さて、そんな中でキネマ旬報シアターです。

この映画館では、毎年スタッフやお客さんでベストを決めているんですね。

キネマ旬報シアターで見た映画ではなくても良いから、旧作をDVDや配信で観たのでもいいから、今年観た映画のベストを決めようと言うもの。

素晴らしい試みですよね。大手シネコンではまずやらない事です。

佳作を沢山上映してくれて、しかも250円のドリンクバー始め沢山のメニューがある柏キネマ旬報シアター。悪い点が見つかりませんよ。

アンケートに書き続けている要望も結構叶えて

くれていますし。

 

ここのベスト10は、新旧の縛りもないので、当然映画の国籍も問いません。

だから私も、普段は分けますが今回は洋画邦画をごちゃ混ぜにしてベスト10を作成し、キネマ旬報シアターさんにお納めしました。

 

中嶋が選んだ、2019年公開映画ベスト10は以下の通りです。

 

1.ジュリアン

2.天気の子

3.工作 黒金星と呼ばれた男

4.翔んで埼玉

5.洗骨

6.バイス

7.グリーン・ブック

8.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

9.海獣の子供

10.ジョーカー

 

一先ずこちらが現時点でのベスト10となります。

1位は『ジュリアン』と言う映画で、1月に他ならぬ柏キネマ旬報シアターで観た作品です。

この映画、好きな作品かどうかと聞かれると、楽しくはないが緊張感が全く途切れない最恐映画として凄いと思っています。

私は緊張感のある映画も好きでして、特に映画館と言う特殊な環境でその映画に当たると、やはり自宅鑑賞等に比べると段違いに集中出来るので、より深く没入出来るんですよね。ジュリアンは正にそうした環境下で観るべき作品でした。兎に角終始怖い。今年色々ホラー映画を観たんですが、最後まで『ジュリアン』を超えた"ホラー"作品には出会えませんでした。

やはり一番怖いのは人間なんですよね。

2位は『天気の子』です。と言う事は邦画第1位になる訳ですが、まぁ妥当であろうと思います。興行成績は勿論ですが、前作『君の名は。』で世界に名前を轟かせた新海監督が、その成功に胡座をかかずに冒険した点を評価しました。2007年頃に新海監督の作品に出会っていた私としては、ようやく時代が新海誠に追いついたのかと感慨深く思っています。

 

3位は『工作 黒金星と呼ばれた男』です。実在した韓国のスパイの話で、この映画も緊張感が凄い。スパイとして北朝鮮に行き来するので、いつバレるのかヒヤヒヤものなんですよね。

本作の偉大な点は、ドンパチシーンが無いって所にあると勝手に思っています。

スパイの話なので、銃撃戦の場面があった場合、そのスパイは既に任務を失敗している事になるんです。バレてる訳ですから。

銃撃戦みたいなアクションシーンが無くともしっかりと緊張感を保ちエンタメとして成立させた製作陣に敬意を表する次第です。いや本当に素晴らしかった。

 

4位にはようやく実写邦画が来ました。『翔んで埼玉』です。

魔夜峰央先生が昔描いていた未完の漫画を映画化するってんで、ちょっと不安だったんですよね。日本映画、特に実写は事務所だのコンプラだのに縛られており、また目を覆いたくなるほど予算不足に喘いでいます。そんな状態で、あの毒のあるジョークだらけな漫画を映画に出来るとは思えなかった。

しかし、製作会社が東映だったお陰で見事吹っ切れた快作(怪作)に仕上がりました。

XJAPAN のファンとしてはYOSHIKIが出てきた事が兎に角嬉しかった(そっちかい)。

5位は『洗骨』です。ガレッジセールのゴリさんが監督した長編映画で、予想の遥か上を行く佳作でした。話の展開もスッキリしているし、ギャグも不自然なく挿入されていて、またそのギャグが笑える。独特な洗骨と言う風習を軸にして、家族と言うもの、生と死と言うもの、そうしたテーマを上手くミックス出来ていたように思えました。

6位以降は洋画の名作が続いておりまして、もはや邦画の入る余地はありませんでした。何とか食い込んでくれたのは、『海獣の子供』でした。今年はアニメ作品が豊作でして、特に海獣は洗骨と順位を入れ替えても良いくらいの出来でしたが、とにかく世界観や作画、録音、そして音楽どれもが凄い。今年の「映画館で観るべき映画」第1位です。

あと、米津玄師さんの主題歌『海の幽霊』。これがまた凄い。映画に負けない世界観を作り上げていて、この余りに個性の強い映画を観た後で全く世界観が壊れていかない名主題歌です。

日本映画だと、タイアップの為か本編とかけ離れたエンディングが余りに多いんですけど、流石に本作ではそんな事にはならなかった。

米津さんが元々原作ファンだった事も大きいですね。

 

長々と書いてしまいましたが、ひとまず今年の暫定的なベスト10は以上となります。また後日邦画洋画でそれぞれベスト10を選出していきます。

 

では!

 

冬コミの新刊告知!

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☝️表紙です。令和元年の冬コミでお待ちしてます!

 

 

こんにちは、中嶋です。

 

今回は、いよいよ今月にまで迫った冬コミについてです。


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コミックマーケット97に、 おかげさまで同人誌を出すことが決まりました。

題して『カメラ初心者の写真シゴト』です。

こちらは2017年からいきなり写真の世界に入った素人の中嶋が 、 試行錯誤しながら学校写真等を撮影していく中で撮り溜めていった いくつかの風景・動物写真をまとめた一冊になっています。

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ただ、我がサークル「中嶋商事」 のブースで売るわけではありません。

今回は委託参加となります。

 

というのも、実は同人誌の方は11月24日に開催されたコミティア、あれに出すつもりでいたのです。しかし落選してしまい、 同人誌制作の作業は諦めていたのですが、そしたらある日、 ツイッター上のフォロワーである犬井さんから

「なら、ウチで委託しませんか」

と言っていただけたんですね。持つべきものは同人誌仲間( 同人誌の方では犬井さんの方が先輩なので、 仲間というのは中々畏れ多い)です。

それで本業をやりつつ、残業を夜の10時とか切りの良いときに切 り上げて、そこから20分くらい同人誌作業。 これを数日かけてやる……と言った感じで制作していきました。

写真自体は3年間撮りためた写真がたくさんあるので、 それをインデザインでレイアウト。それをPDF化して印刷会社に 送信しました。はじめての事で手間取りましたが、 大体のノウハウはわかりました。 もし今後写真集第二冊目を作ることになったらもう少しスムーズに 行くかと思います。

 

 

今回は、梅エリ小説等でガルパン界隈で独自の存在感がある、犬井作さんのサークル「 いぬのあしあと」 さんのブースにて委託販売をさせていただきます。

彼のおかげで、奥付に「令和元年」と入った本が作れました。ありがとうございます。

 

それでは、12月28日、土曜日南コ26b「いぬのあしあと」 にてお待ちしております。

犬井作さんの新刊『長い長い雨の後は、きっと晴れるはず』(R18)も、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

中嶋は、同人誌の買い物をしちゃいますが、午後などはなるべくブースにいるようにするつもりです。

 

南館、暖かいといいなぁ…

 

 

ではまた!

 

テンナインのシネマイムは良いぞ!

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デザインフェスタ行くならテンナイン観ようぜ!!

 

こんにちは、中嶋です。

 

「芸術の秋」なんてワードを聞くことがございます。 夏のパワフルさにはとても太刀打ちできませんが、 秋は気温がだんだん下がってきて過ごしやすくなるだけではなく、 日照時間が少なくなり、冬に向かっていくのを痛感させられる、 どこか切なく物悲しい季節でもあります。

そんな季節だからこそ、夏に比べれば運動もしやすく、1964年 の東京五輪も秋だったことから「スポーツの秋」 と呼ばれることも多いし、いやいや、 秋の夜長は読書に限るってんで「読書の秋」 なんて言う人もいます。秋の味覚がたくさん楽しめるので「 食欲の秋」という人もいて、いやいや、 芸術を楽しむにはちょうどいい時期だということで「芸術の秋」 と言う方もいます。

 

そんな「芸術の秋」の一大イベントだと、 私が勝手に思っているのがあります。

 

11月16日・17日に行われるアート・デザインの祭典「 デザインフェスタ」です。

 

東京ビッグサイトの西ホールを全て使って行われる大規模イベント であり、ステージでのダンス、バンド演奏、絵画、グッズ、 写真集など様々な「アート」を発表する場です。

 

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その中で、一際異彩を放つ集団(だと思っている)が、 テンナインなのです。

 

テンナイン。シネマつまり映画と、 パントマイムを融合させた演劇の練習方法「シネマイム」 の専門集団です。

 

一体どういうことか。 映画のワンシーンを身体表現のみで再現するんですね。 大道芸的パフォーマンスにも応用できるので、 デザフェスや川崎の芸術祭、 早稲田松竹の入口前などでシネマイムをしたり、 ワンマン公演や様々なイベントに出演したりと、 毎年毎年新たな挑戦をしていっております。

 

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はい、私は大好きです。

 

映画制作を専攻していた大学の一年生だった2012年から、 予定さえ合えば遊びに行っていたデザフェスでしたが、2014年 には、 学校のカメラを持ち出してデザインフェスタを撮ろうと思いまして 、撮っていたところに現れたのがテンナインさんでした。

 

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びっくりしましたよ。

 

魔女の宅急便』 のラストシーンを身体表現のみで再現すると言ってるんです。

「はぁ!?あんなのどうやるんだよ」

と、思いますが、やっちゃうんです。身体の表現だけで。小道具無しです。

 

飛行船が飛んでいくシーンも、キキがデッキブラシで飛ぶところも、キキとトンボが手を掴もうと必死に手を伸ばしている緊迫の場面も、全てやっちゃう。

 

想像しづらいですよね。でも本当にやるんです。

 

そして、シネマイム中に「あるある」な要素を突いてくるんですね。「あー、このキャラこんな台詞言ってた」「あ、この動きあったね〜!」って。

ここで笑いが起きる。これはテンナインさんの強みなんですよ。

 

笑いが起きて、人だかりができると、デザインフェスタでは大変ですよ。もう「膨れ上がる」と言う言葉がぴったり当てはまるくらい見物人が増えてしまう。

 

こうしたところに、やはりデザフェスという会場の特徴が出ています。

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何で入場料を払ってここに居るのかと言えば、楽しむために居るわけです。 そこでなんだか大受けしてて人だかりがすごいブースがあると、気になるでしょ。だから余計お客さんが増えていく。

最初から見てる人、途中から見てる人、 様々な状態のお客さんが見ているので、出来る限りみんな観てるようなメジャー作品がこうした場では求められる。だからメニューを見るとスタジオジブリやハリポタなどがレパートリーに多いんです。

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「何だこの人達は!!」

 

そう思いましたね。ラピュタだとか魔女の宅急便だとかを身体表現だけで再現してるん ですよ。それがまた観ていて楽しい。なんだろうこの魔力は。 弁士役の人のセリフも好きですが、名シーンであればあるほど「 ああ、この人の動きってあのシーンのあれか」 と思うと笑いがこみ上げてくる。キャスティングも楽しかった。 一人が何役もします。建物、炎、水しぶき、通行人、兵隊、主役、 脇役、果ては画面のフレームまで……。

 

一発でこの人達の魅力に取りつかれました。

 

このシネマイム、私に文才が無いからですが、 文章で説明するのが本当に難しい。映像で説明、 写真で説明するのが一番早いんですが、でも、何かが違う。

 

ライブ感が一番なんです。

 

コンサートや演劇、落語も、生で聴く、 観るのが一番迫力ありますよね。映画を映画館で観る、 それ以上の感動が得られるのが「ライブ」の良いところです。

 

題材は映画ですが、ものすごく「ライブ」向け。

 

そんなテンナインが、11月16日と17日にビッグサイトにやっ てくる。本当におススメです。

 

テンナインを抜きにしても、もし東京、または関東近郊にお住まいで、16日か17日に予定が 空いている方。 アートだとかライブに興味のある方はぜひデザインフェスタに足を運んでみてほしい。退屈しないと思います。1日で回りきれないかもしれないし。

 

で、 そこで毎回交通整理が必要になるほど盛況になる団体が居るって事も、覚えておいてください。

 

https://youtu.be/iLctsqAXewA

 

 

☝︎Youtube魔女の宅急便の動画もアップしたので、 ぜひそちらで一度見てみてください。 多分私の駄文よりもよくわかります。

 

ではまた!!

 

藤やんうれしーの明日はどっちだ!?

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水曜どうでしょうのディレクター陣、藤村氏と嬉野氏のYouTubeチャンネルはどこに向かうのだろうか…

 

こんにちは、中嶋です。

 

名作「水曜どうでしょう」の伝説的ディレクターである藤村忠寿氏と嬉野雅道氏のお2人が、HTBのサラリーマンでありながら局に黙って「藤やんうれしーの水曜どうでそうTV」と言うYouTubeチャンネルを立ち上げて9か月が経過しようとしています。

 

どうでしょうファンの私は、どうでしょうディレクター陣の2人がやるチャンネルだからと言う事で、考えたりする事なく無条件でチャンネル登録を済ませ、気がついたら視聴する、そんな感じに落ち着いています。時々生配信で投げ銭もあるですが、一切払ってないので(と言うか生配信の時間帯にリアルタイムで中々見れない)意識の低いライト層だと自認しています。

でも動画は大抵見ていますし、応援の意思はこのブログを書いてる瞬間も変わりありません。

 

ただね…

 

第1回の動画を見た時だけは、「まぁちょっと不安はあるけど、この2人なら何だかんだでやっていけるんじゃないかな」と思いながら静観していました。再生数も今や45万回ですし。

ただ、これ以降が続かない…

 

「ヒゲが酒飲むだけじゃ駄目なのかよ!」とか動画のサムネに出していて、藤やん節が炸裂してんな〜、いいな〜…と思ってはいたのですが、回を重ねるに従って、正直言います。見なくなってしまいました。

 

理由は単純です。予想以上に見る気が起きない。もっと言うと、あまり面白いと感じないのです。 

 

まず、動画が長い。

 

生配信は勿論除くとしても、10分を超える動画がかなり多いです。(生配信の動画も、例えば『ユーチューバーになって1カ月経ちました』は良い事を沢山言ってるので、あれを編集して前・中・後編にして再アップして欲しいくらいなんです。1時間だと面倒で見たくない人が多いと思うのです)

尺にして、大体5分前後の動画をいくつかアップしていった方がいい気がするんですね。

もちろん、多少長くても面白くて再生回数が多い動画も存在します。好きな動画だと、15〜20分くらいの尺がある、だいにぐるーぷの『1週間逃亡生活』や『無人島からの脱出』などがあるんですが、あれは企画内容的に動きもあり、本当にしっかりとした編集で、CGもテレビ並みに作り込んでいる為、長くても飽きずに見れちゃうんです。

しかしやはりインターネットと言うメディアの特性なのか、クオリティの高い例外はともかくたかだか10分程度でも長いと感じてしまい、途中で再生を止めて他の動画に行きたくなる。(これは私個人の感想だけではなく一般論として言われてる事です)

スマホ世代なんて言われる若い層は、例えば音楽も3分ですら長いと感じてしまうのだとか。XJAPAN聴けないじゃんとか思っちゃいますが、それが動画なら尚更ですよね。

 

ちなみに、日本一の登録者数を誇るはじめしゃちょーはどうかと言うと、案外5、6分から、長くて13分のもありますが、1億回を超えている程人気の動画などは3分強でした。多分これは、はじめしゃちょーって何だ。どんな動画上げてるんだ?と言うような一般層・新規ファン層などが、

「おー、億に届きそうな動画あるのか。3分くらいなら見てみるか〜」と思いながら再生したりした結果なのかなと邪推します。ただ巨大なグミを食べてるだけなんですけどね。

YouTubeオリジナルの動画は除きます。)

 

 

【再生回数の伸び悩み】

長い再生時間のせいか、それは分かりませんが、最初の動画以降、再生回数が40万回を超えた動画は2本しか無いんです。四国の怪奇現象テープの話が出てくる回と、ひろゆきさんとのコラボ動画の前編。この2つだけです。

 

なのにお二人は「悪だくみ」動画で

「何とか百万回再生を達成する為にどんな企画をやるか」と言っているんですが、

「まずは50万回到達を目指しましょうよ」と言いたくなりました。

どうでしょう班」と言う知名度やコネがありながら、8〜9か月やってて未だに50万再生にすら届いてないんだから。いきなり東京ドーム公演ができるアーティストなんかいないのと同じだと思うんです。

私が大好きなXJAPANも、ミリオンと東京ドームを目指しつつ、渋谷公会堂からスタートして、Mステ出演や日本武道館横浜アリーナを経て東京ドーム公演にたどり着いたんです。

 

素人考えで誠に恐縮ですが、「どうでそうTV」も、まずは数十万回再生されるような動画を連発していく必要があるんだと思います。いきなり百万回なんて、余程の幸運でもなきゃ無理です。地道に頑張っていくしかない。

今のどうでそうTVは、100万、50万再生はおろか、10万台に届く動画すらそんなに多くはない訳です。

2019年11月7日の時点で、79本の動画が5桁か4桁です。

頭打ちというか、低迷と言うか、悪い言い方をしてしまえば尻すぼみになっている。

どうでしょうファンとして、この結果・この数字は面白くないんですよね。

なんであの天才達が作ってる動画がこんなにもバズらないのか!?

 

 

【見られていない理由は何か】

まぁ、これは私個人の意見ですが、バズらない理由のヒントは第1回目の動画から既に出ていました。

 

まず、あの動画は「ユーチューバーって何からやりゃ良いの?」からスタートして、トラゾーさんを呼ぶ訳じゃないですか。

私これは嘘なんだと思っていたんですよ。

 

「トラゾーさんに協力してもらって、YouTubeでウケるノウハウを吸収してだ、こう言う動画を上げていくのが良いかもしれない。大手ユーチューバーは〇〇や✖️✖️な動画を投稿して100万とか1千万再生を弾きだしてる。俺たちはサラリーマンだからこのクオリティを毎日は無理だけど、こんな動画や企画なら、爆発的バズりはなくてもこの程度までは行けて、ゆくゆくは10本に一本くらいは百万回再生の大台を突破できるようなチャンネルにしてガッポガッポ稼いでいくぜ」

 

…と言うようなビジョンをもってやるに決まってると思っていたんです。だって収益化を目指してるって動画で言ってるんだから。

 

しかし、今のどうでそうTVって、金儲け出来ているんでしょうか。

 

「なんか良くわかんないけど、儲かるって聞くから始めた」←これは嘘じゃなかったんだなと思ったのはだいぶ経ってからでした。

で、バズる動画の作り方だとか、投稿のタイミングだとか、そう言うのを研究してるのかと思いきや、「ヒゲが酒飲むだけじゃダメなのかよ」とか言ってる。

そんな志で収益が出せるなんて普通ありえませんわ。

 

水曜どうでしょう『はじめてのアフリカ』がつまらなかったと言われていましたが、理由の1つに挙げられていたのは、

「素人のおじいちゃんガイドに丸投げしていて、事前の下調べも特に無く、番組を面白くしようという気持ちが全く伝わってこない」

と言うようなものでした。

水曜どうでそうTVと同じ事を2013年にやっていたわけです。

だからこのチャンネルが藤村さん、嬉野さんのファン以外の水曜どうでしょうファンから見向きもされない事態になるんですよ。

 

【やる気の無い感じが仇になっている】

どうでそうTV、ここ最近でかなり酷いなと思ったのは、100万回再生するためにどうすれば良いのか、視聴者の皆さんからご意見を頂戴していた前編後編の動画です。

 

あれは、怒りすら込み上げてきた。

 

何故なら、折角の意見をほぼ全て言い訳付けて切り捨てるんです。

 

・百万回行くとは思えませんね。

・客層が狭いですね

・諦めて下さい

・釣りは、時間と編集大変ですよ

・我々だけでやるのが不満なのかよ

もう、真面目にコメント送った人達の思いを踏みにじってて不快でした。

極め付けは、

「他のユーチューバーの方がやっている企画で100万回再生を達成したものをやってほしい」と言うもの。いいじゃないですか。どうすれば100万回再生できるのか。あの動画は自分達の動画と何が違うのか。

それを検証する動画とかも併せて見てみたいんですが、この意見に藤村さんは何と言ったか。

 

「大変ですから、色々。それをやってみようって気は余り無いんですよねぇ。上手いこと、百万再生いかねぇかなって」

 

 

YouTube辞めちゃえば? と思いましたよね。

 

そんな簡単に100万行くわけねーじゃんかよと。

この動画は、正直アップして欲しくなかった。唯一低評価を付けた動画です。

やる気のなさにイラッとしました。

また、同じ動画で「スタッフは百万回再生行くと言うからガチャガチャやりに行った動画を撮影したらつまんなかった」と言うものが出てきました。

 

そりゃつまらんだろ。どうでしょうファンのメイン年齢層の人たちで、ガチャやる人が何人いると思ってんの?

そのスタッフはクビにした方が良いです。

 

 

【動画の撮影】

あと、どうでそうTVの問題点は、やはり作り方にある気がします。内容云々の前にです。

あのスタジオに固定カメラ1つだけで、その前に机を置いて2人が座り酒を飲みながら話をするって動画を、ダラダラ20分だか30分流しているだけの動画で、百万回なんて行くわけがない。大泉洋氏を呼ぶなら別ですが、藤村氏嬉野氏だけでは無理です。

中田敦彦さんの動画も固定カメラの前に立って話してるだけだけど、百万回再生行ってるじゃん」と言う意見があるかもしれません。あれとどうでそうTVは全く違います。

 

まず、中田さんは芸人さんなので話がめちゃくちゃお上手です。また、話す内容がアカデミックでありながら、非常に分かりやすく噛み砕かれてあり、「哲学? 文学? 儒学? 興味ないし〜」なんて言う人でもスッと頭に入ってくるような、多くの人の知的好奇心を刺激する動画になっていて見事です。

画角も計算してあって、下手にはホワイトボードがギリギリ画面内に収まるように配置していて、中田さんはボード横のポッカリと空いてる上手スペースで喋る。

この喋る時の中田さんですが、大体ウエストショットです。つまり腰から上が映っている。中田さんがアップにもなり過ぎず、かと言って遠過ぎとも思わない、画面上で絶妙な大きさになっているのです。

中田敦彦さんは、ご自分で「ケネディを真似してるんだ」と仰っています。ケネディニクソンがテレビ討論をした時のエピソードから取っているのですが、ケネディはモノクロ画面に映えるような色のスーツを着て、しっかりメイクをしていました。

中田さんも、スーツをしっかり着て、画面映えのためにメイクもしており、だから見やすい。しかもウエストショット以上だから、視聴者へ熱意が伝わりやすいんですね。

 

今のどうでそうTVは、例えば2人で話すときやゲストトークなんかも、横並びの机を置いてそこに隣合って座り、椅子から全く動かず喋るだけで、特にVTRも無く、固定カメラの画オンリーだから画に変化がなく、画は引き気味で、しかも時間が長いので、人によっては飽きられて

「時間無いからまた今度見よう」

と思われてしまい、そのまま結局見られずにいる…そんな動画が多い気がします。とにかく再生時間が長すぎる。配信で投げ銭を欲しい気持ちは分かりますが、配信動画、1時間とかですよ。最初から最後までしっかり見る(見る事ができる)人が何人いると思ってるんですかね。「そんな長い時間オヤジ達のトークなんて見たくない」と言う人や、「長い動画は受け付けない」と言う人、「時間無いから見れない」そんな人も多いです。

 

短いから良いって事ではないですけど、再生時間はかなりネックになってる筈です。

中田敦彦の動画も喋りだけなのに再生時間が30分位あるんですが、あちらは喋りが面白いし、編集のテンポもいいので飽きないんです。

 

【どうでそうTVの明日はどっちだ】

 

長い再生時間は駄目だと書いているくせに、私自身、好きな番組に関係しているせいか、熱が入りかなりの長文になってしまいました。

 

どうでそうTVが再生回数や登録者数に伸び悩んでいるのは、御本人達が言っているのでその通りなんでしょう。それを何とか解決して沢山収益を上げたいと思っているのも見てて分かります。

問題点があるとすれば、

 

・再生時間が長い

・配信が多い

・平日に配信してる場合もある

・固定カメラ一台のみで画に変化がなく飽きやすい

・藤村氏・嬉野氏と言う素晴らしい才能を活かし切れてない。

・企画がつまらない

 

…かもしれません。で、ならばどんな企画が良いのか言わなきゃいけない。対案なしで批判する某団体と同列になるのは御免です。

 

案としましては、まず企画というか撮影等々で。

 

・カメラを複数設置する

やはりワンカメだけだとダレます。

 

・堀江さんの動画で顕著でしたが、出演者以外の映り込みを無くす

あのワイン注ぐスタッフさん、顔が見事に半分見切れてました。あまりに中途半端な状態で、非常にみっともないです。完全に画に入るか、画から出て欲しいですね。

 

・どうでしょう的編集をする。

家庭用ビデオカメラのみであんなに面白い番組になった理由の1つは、あの編集のおかげだと思います。どうでそうTVの動画も藤村さん流の編集を取り入れて欲しいです。最初期はやってましたし。

 

・ミスターに出てもらう。配信でダラダラ話すんじゃなくて、しっかり動画の企画として。

一度出てもらってるから、大泉洋さんや安田顕さんよりハードルは下がるのではないかと。勿論ご多忙ですから大掛かりな企画は出来ないかもしれませんが…

 

・動画投稿の頻度を少し増やす。

 

・喋りの上手い芸人ユーチューバー例えば中田さんとコラボ。

色々お話聞けると楽しいかなって。

 

企画としては

・百万回再生祈願 四国八十八ヶ所巡礼動画

・ミスターとコラボ

・ユーチューバー志望者の為の、編集・撮影レクチャー動画

・あの人(ロビンソンとか)は今

これらは水曜どうでしょうに関係した事です。

でも、芸能人ユーチューバーの失敗例を見ると分かりますが、ファンだけに向けた動画作りをしていると、尻すぼみになります。水曜どうでしょうのブランドが通用しない層に受ける動画を作る事が出来たら最高ですよね。

私としては、1番見たいのは

・何故この動画は百万回再生出来てるのか。テレビのプロの目線で徹底分析してみた!

みたいな動画ですね。これは勉強になるし、気になる人は多いはずだし、何より藤村さん・嬉野さん自身のチャンネルにも活かされるものです。

ほかの企画はちょっと直ぐには思いつきませんので、水曜どうでそうTV様には、今後も是非楽しい企画を立案して行ってくださいませ。

 

ガチャガチャだけは無しで(笑)。

 

YouTuber草彅、再生回数が頭打ちになる⁉︎

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ユーチューバー草彅チャンネル、応援してます!

 

こんにちは、中嶋です。

 

新しい地図稲垣吾郎さん、香取慎吾さん、草彅剛さんの3人が、あの伝説になった72時間ホンネテレビをやりきってから早くも2年が経ちました。森さんが出てきた辺りは私もフェイスブックの配信で見てまして、「すげえ」としか言えなかったのも今では良い思い出です。

 

ジャニーズ事務所を退社したので、お三方はホンネテレビでネットを解禁。草彅さんはユーチューバーとして鮮烈なデビューを飾りました。

初めのうちは「あのつよぽんがユーチューバーになるなんて」と言う世間的衝撃もあり、100万回、少なくても数十万再生が当たり前でしたが、どうもチャンネル登録者数や再生回数に伸び悩みが出てきたようです。

 

芸能人ユーチューバーは上手くいかないと言うジンクスがあります。その手の記事もよく目にしますが、その「上手くいかない例」の中に、とうとう草彅さんも入るようになってしまいました。

 

「そんな事はないだろう」と、最初は思ったんですね。

例えばカンニング竹山さん、misonoさん、小島よしおさん、波田陽区さん、所ジョージさんなどは、YouTubeチャンネルを開設して活動もしていますが、知名度の割に登録者数や再生回数が意外にも少ない。草彅さんは違うんですね。少なくとも登録者数は90万人に到達していて、誰も見ていない芸能人ユーチューバーのチャンネルとは格が違います。

 

ただ、草彅剛と言うネームバリューにしては、チャンネル登録者数や再生回数等々が少なめだなと言う気はしています。

最近の動画だと、投稿3週間で3万4千回と言う動画まであります。東京ドーム以下です。

 

ユーチューバーと言う仕事はかなりシビアなもの。面白ければ動画の再生回数も伸びるし、チャンネル登録者も増えますが、つまらない動画ばかりだと再生回数は一気に減ってしまいます。

 

と言う事は、草彅さんの動画はつまらないのでしょうか?

そもそもあまり草彅さんのファンはユーチューバー草彅チャンネルに関心が無いのでしょうか?

気になったので、このブログを書くにあたり、草彅さんの過去の動画を改めて見て行きました。

そうして行くうちに気付いたことがあります。

 

人気に胡座をかいてちゃダメだわな……。

 

…と、言う点です。

「芸能人ユーチューバーなら、知名度はあるし、ファンもいるから多少動画がつまんなくても成功間違い無いんじゃない?」

そう思う方も居るでしょう。私もそうでした。しかし違います。YouTubeで「芸能人ブランド」が通用するのは、最初のうちだけです。

100メートル走に例えれば、スタートラインは確かに有利なのです。一般人ユーチューバーの場合、始めたばかりの時は無名なので、普通のスタート位置に居ます。

芸能人だった場合、既に名前が売れているため、スタート位置は70メートルの位置にいたりする。戦う前に勝負が着いているように思います。でも、スタートしたら違ってくるのがネットの恐ろしい所です。

 

ヒカキン、はじめしゃちょー、フィッシャーズのお三方は、多分再生回数やチャンネル登録者数でビッグ3と言って良いのではないでしょうか。

この人達は、YouTubeに動画を投稿し始めた時、当然ながら無名でした。今の地位に行き着くまでに、それこそ多くのものを犠牲にして頑張って来たわけです。毎日編集しているし、動画撮影もスライム風呂だとかメントスを身体に貼り付けてコーラ風呂に飛び込むだとか、リアル青鬼をやるだとか、非常に身体を張っています。楽して儲けているわけではありません。

こうした叩き上げの「大御所ユーチューバー」に、芸能人ユーチューバーは今のところ完敗しています。

勿論芸能人の方々だって努力した結果現在の地位にあるわけですが、何故かYouTubeの世界だと失速する。チャンネル登録者が数十万〜100万人単位に到達した芸能人ユーチューバーは数えるほどしかいないのが現状です。

例えば、今この文章を書きながらYouTubeを調べてみても、

 

カンニング竹山さん 登録者 5.93万人

misonoさん 登録者5.3万人

所ジョージさん 登録者14.5万人(いずれも令和元年10月27日段階)

知名度としては意外な数字です。

もちろん中田さんや、ヒロシさん、本田翼さん、カジサックさん、藤田ニコルさんなど、YouTubeで登録者数・再生回数がかなり多く、成功例として挙げて差し支えない芸能人の方も多くいらっしゃいます。

 

この中で、失敗例とは言えないまでも、成功例と言っていいのかどうか分からない位置に居るのが、他ならぬ草彅剛さんなのです。

 

というのも、登録者数が100万人にまだ届いてない。

再生回数も時々十万台に行きますが、最近は基本数万回です。動画投稿頻度はかなり高いのに、です。久しぶりの100万再生はこの間“妹を公開した”動画です。120万再生を記録しましたが、妹と言っても、主演映画の『台風家族』で妹役として共演したMEGUMIさんの事でした。あれはタイトルに釣られたケースも多かったんだろうなと思いました。ただ、タイトルで120万再生を記録できる辺り、やはり日本に長年君臨していたスターさんは違うなと再認識します。何だかんだで注目される訳ですから、この強みを活かさない手はありません。

 

(問題は、「妹公開動画」を上げた後、明らかに動画再生回数が減っている事ですね。妹動画から現在まで17本動画がありますが、その内14本は5桁台です)

 

そんなスターさんですらYouTubeの再生回数が伸び悩んでいると言うのは恐ろしい話で、最初の頃にコラボしていたはじめしゃちょーとのユーチューバーとしての差は開く一方です。

 

でも、芸能人ユーチューバーもダメな例ばかりじゃありません。

芸能人ユーチューバーの中で凄い人と言えば、オリラジの中田さんですね。

芸能人としても、ユーチューバーとしても草彅さんより遥かに後輩であるオリエンタルラジオの中田さんは、今年4月にYouTubeチャンネルを立ち上げましたが、既に120万人のチャンネル登録者数を誇っています。再生回数も、爆発的なヒットは無くてもかなり安定しており、半年で120万人が登録したと言うのは正に偉業です。

 

何故「後輩」との差が開いたのか?

 

中田さんの動画は、現代史や哲学、文学など多岐に渡ります。

アカデミックな内容で、一般層にはとっつきにくそうですが、まず心配要りません。すごく分かりやすい。それは何故か。

中田さんは芸人なので、「喋り」のプロなのです。

動画も下手にCGは多様しません。固定カメラで、背景にはビッシリと板書してあるホワイトボード。その前で中田さんが喋るだけ。再生時間は20〜30分くらいでかなり長め。

これでヒットは普通しないですよ。特にYouTubeなんて、3分5分が丁度いいと言われるメディアじゃないですか。

でも、中田さんは見事成功させています。当然知名度も助けになっていますが、何より中田さんの素晴らしい知識量、芸人として培ってきた話術・喋りのテンポ、整理された内容。これらがしっかりしているから、見た人はやはり面白がる。長くても、固定カメラのみの動画でも、やりようによっては大衆に受け入れてもらえるものなんだと言う好例でしょう。

 

逆に草彅さんのチャンネルの動画は…

 

ハッキリ言います。「魂」が感じられない。

 

「魂」、と言うより「自分の言葉」ですね。これが感じられない。

嘘だと思うなら、どれでもいいから最近の中田さんの動画と、最近の草彅さんの動画を見比べてみるといいです。自分の意思で動画内容を企画し、自分の言葉で話しているのはどちらかすぐにでもわかりますよ。

 

つまり草彅さんの動画は、草彅さん自身がやりたいものではないんじゃないかと言う印象を見てる人に抱かせてしまうんです。

これは草彅さんの動画についてるコメントにも沢山書かれてあり、決して筆者個人の感想では無いはずです。

これがいけない。

そもそも草彅さん達はジャニーズ事務所から解放され、全く新しい状態で頑張る事を決め、ファンもそれを応援しています。私も俄かではありますが新しい地図を応援している1人です。

しかし、草彅さんの動画は明らかにカメラの裏側にいる人、新たな「偉い人」の指示で作らされてる印象が強いので、「何だかなぁ」と言う印象を抱かせる。

 

個人的に一番酷いと思ったのは、8月16日公開の『映画「天気の子」に登場するオリジナルチャーハンを再現する』と言う動画でした。

 

草彅さん、あの動画を収録していた時点で『天気の子』を観てないんです。

普通作品に敬意を持っているなら観てるはずですし、 もし観てなかったとしても、それなら観てない事を逆手に取って笑いの種に変えれば良い。「チャーハン作るくせに観てないんか〜い!」とかね。しかしそれすらない。草彅さん自身は「へー、こんなのあるんだ〜」とのたまう始末。

最悪じゃないですか。草彅さんはアイドルであり、映画俳優ですよ。

新海誠監督に対してというか、映画と言うものに対する敬意を全く感じられない。

草彅さんは忙しいから、いちいち企画立案するも難しいので他のスタッフが企画等々を任されているのは分かります。でもそう言う裏事情を感じさせないように作るべきだろうと。

あんなね、いかにも撮影用の綺麗なキッチンで、テレビの延長線で、観てもいない映画のチャーハンを作らされてる動画なんか公開して欲しくなかったですね。

 

大体、YouTuberファンの一般論として、テレビ的なものはあまり好まれないんですよ。

なのに草彅さんは大物アイドルだから、常に大勢のスタッフと一緒に行動して、金のかかった場所で撮影。草彅さんの元々のファンはともかく、ユーチューバーが好きな人は「ユーチューバー」としての草彅さんのファンになる事はまず無いです。勿論目の前に草彅さんが来たら喜ぶでしょうが、YouTubeを見る時に進んで見に行く対象にはならない。

これは想像ではありません。今の再生回数を見て頂ければわかります。

 

他にも、台風家族の出演者でゲームをすると言う動画も良くなかった。何故なら、草彅さんも何をするか知らなくて、ただ共演者を集め、スタッフに言われた通りの事をするだけ。

草彅さんのチャンネルではなく、草彅さんを使ったチャンネルですよ。動画内容も、撮影場所が控え室なもんだから狭いし、グダグダです。全く緩急がない。ずっと緩です。

せっかく藤竜也さんも出てるのに、何してんだよと。

 

これではいくら草彅さんの人気を以ってしても、再生回数は上がらないですよね。

 

私は草彅さん達新しい地図の3人に今後も頑張って欲しいし、草彅さんのチャンネルも応援したいんです。

だからこそ、今の状況は黙ってられず、長文を書いてしまいました。

 

やはり、ファンにむけた動画を作るのは大事ですが、ファン向け動画だけでは先細りしていくだけなんです。

 

オリラジ中田さんの動画を見て下さい。あの人は「武勇伝♪武勇伝♪ ぶゆうでんでんででんでん♪」と言ってた頃のファンだけにむけた動画を作っているでしょうか。パーフェクトヒューマンでファンになった人だけにむけた動画を作っているでしょうか。

そんな訳ないですよね。

 

不特定多数の人が見るネットにアップするからには、動画も不特定多数を対象にした内容で勝負した方が良い気がするんです。

 

新しい地図の皆さんは、ジャニーズ事務所から退所した事で、ツイッターやインスタなどのアカウントを取得し、ネット上で戦っています。

草彅さんは特にYouTubeという激戦区で戦いを挑んでいる。非常にリスキーですが、素晴らしいことです。

しかし、動画内容を見ていると、どうも守りに入っている、保守的になっている感が拭えません。

 

はじめしゃちょーやヒカキン、フィッシャーズ、中田敦彦、みんな守りに入って動画を撮ってなんかいません。身体を張って面白いコンテンツを作り続けています。

 

草彅さんは、やろうと思えばまだまだ100万再生を狙える大物です。その辺のユーチューバーなんか本来敵ではない。

遅いという事はありません。

 

「ユーチューバー草彅チャンネル」を改革するタイミングは、今です。

 

長々と生意気な文章を書いてしまいました。

新しい地図の皆さん、これからも頑張ってください!

オールフリー箱で買いますので!!

 

ではまた!

 

 

水曜どうでしょう、迷走す。

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こんなタイトルですが、僕は一生どうでしょうします。新作のネタバレもしませんのでご安心を。

 

こんにちは、中嶋です。

2015年の秋頃、東京mxで放送されていた水曜どうでしょうアメリカ大陸特集で、アラスカ、アメリカ、ユーコン川の企画を立て続けに見て「どうでしょう沼」にどっぷりハマった“御新規ファン”な私ですが、今月は凄かったですね。

2013年以来、北海道民のみならず全国のファンが待ち望んだ水曜どうでしょうの新作が12月25日に北海道で放送決定になりましたが、それを機に、10月4日から3日間、札幌ばんけいスキー場で2013年の水曜どうでしょう祭から6年ぶりとなる(この時点でレギュラー放送の期間と並んでいる)どうでしょう祭が開催されました。

最終日には全国の映画館でライブビューイングが行われて、ローカル番組でありながら人気は完全に全国区と言う…本当のバケモノ番組です。

 

私は仕事の予定がありチケットを買いませんでしたが、何と急遽休みになりまして、『JOKER』を丸の内で観た後慌てて劇場を探しました。

しかし、大人気の『どうでしょう』。チケットは軒並みソールドアウトです。

結局MOVIXつくばならチケットが余っているとわかったので、つくばエクスプレスで慌てて研究学園駅まで向かいました。

そうしてまで観たかったのは何故か。

やはり新作を見たいから。しかも2話分が先行公開されると言うのが一番の魅力だったからです。

 

水曜どうでしょう』は、北海道テレビと言うローカル局の深夜番組です。

芸能事務所クリエイティブオフィスQUEの代表取締役として北海道で活躍していた鈴井貴之氏(愛称はミスター)が企画・出演し、所属タレントであり劇団TEAM NACSに所属していた俳優、大泉洋氏を起用した旅番組で、ディレクターの藤村忠寿氏、カメラディレクターの嬉野雅道氏、この四名が無謀な旅をして、その苦しむ様を楽しむ番組です(最初期は微妙に違っていたようです)。

実はこの番組は短期間で終わるはずでした。

しかし、サイコロの旅だとか湯治ならぬ闘痔(北海道の温泉地に車で向かい、痔と闘う大泉洋を救おうと言う企画。尚、運転は大泉洋である)の旅だとか、下らないけど面白い企画を連発し、いつのまにかハガキが増え、遂に最高視聴率が18%を超えた伝説の番組です。2002年のカブでベトナム縦断企画をもって一応の最終回を迎えましたが、その後再放送や再編集版、DVDなどで徐々に人気が広がり、今ではイベントを全国の映画館でライブビューイングするまでに成長しました。俄かファンの私で感動してる訳ですから、1996年から追いかけているファンの先輩方の感激は想像に難くありません。

 

そんな北海道が全国に誇る番組ですが、実はネット上で囁かれている事があります。

 

水曜どうでしょうは、だんだんつまらなくなってきている」

 

と言うのです。

 

正直、私はその意見に賛成です。西表島の企画は大好きですが、少なくとも2013年の『はじめてのアフリカ』は、ファンの贔屓目を以ってしても微妙でした。

長いのです。

おっさん4人と数人の同行スタッフが、おじいちゃんガイドに連れられてアフリカ観光に来ました…と言うだけのものです。それを延々13週もかけてやってしまい、ファンから総スカンを食らってしまった、水曜どうでしょう「最新の黒歴史」です。

その黒歴史をみんな知っているからこそ、今回の新作には注目が集まりました。

果たして、あの忌まわしいアフリカから6年。どうでしょうはどうなったのか!?

 

結論と言うより、2話まで観た個人的感想としては、

 

「アフリカの方がマシかもしれない」

 

でした。

理由はネタバレになるから言いませんが、余りにも想像の下を行きすぎていた。

カメラ、固定し過ぎ。

動いたら動いたで全く安定してない。

喋りの内容がどーでも良い(ただ第2話は途中笑い転げました。あれは好き)。

などなどの理由です。他にもありますがネタバレになるので自粛します。

似たようなシチュエーションに、喜界島をリヤカーで一周する企画がありました。

あれは第1話がほぼ密室内で、固定カメラの前にミスター、大泉洋両名が座り話してるのが大部分でしたが、とても面白いものでした。

今回はそれすら無かった。

正直、大物YouTuberの動画の方が何倍も面白いです。

どうでしょう班、老いたり…」

一言で言うとコレに尽きるのか。

そもそも今のどうでしょう班の中で一番やる気があるのが大泉洋という時点でアウトです。あの番組はミスターの企画を藤村Dディレクションして、大泉洋がぼやきながら参加して、全員で酷い目にあう所に魅力があると思います。

 

ディレクター陣にやる気が無い。これじゃ面白い作品なんかできる訳ないんです。

 

でも私はファンなので、一応東京mxとかチバテレで放送が始まったら最後まで観るつもりでいます。多分来年の話になりますが。果たしてあの第2話からの3話目からどうなるのか。期待より不安しかありません。前半がつまらない作品で後半だけは面白いって作品は滅多にありませんので…

 

過去の名企画をたまに見てクスリと笑う。こう言う楽しみ方にシフトすべきなのかもしれませんが、冒頭で「一生どうでしょうします」と宣言したので、少なくとも今のどうでしょう班が『水曜どうでしょう』を本当に辞めるまで、私はこの4人の旅から目を離すことはありません。

(果たして関東地方の放送はいつからになるんだろう)

 

ではまた。